ハイブリッド安定器の効果

LED照明と比較しての優位性。
低コストでエコ・長寿命なハイブリッド安定器

LEDと比較しての優位性

導入コスト

大手メーカーや知名度の高いメーカーのLED照明と比較して1/2~1/5程度です。
消費電力、寿命も同等以上ですので導入コストだけでなく、もしランプ交換の必要がある場合も負担が少なくすみます。

配光

室内の照度は天井や壁の反射も計算します。360°広がる蛍光灯の光は全体を効率よく照らします。
たとえ同じ光束値でも光を集中させるLED照明は直射ではまぶしく、 一部には行き渡らないので計算が難しいのです。

汎用性

ハイブリッド安定器に必要な蛍光灯は一般市販されているものです。
LED照明の様に専用ランプは必要ないので市販の蛍光灯をそのままご利用になれます。

ブルーライト問題

LEDより発せられる短波長ブルーライトは人間の網膜まで到達する事から、ブルーライトをカットするメガネが発売されるなど、将来的に網膜障害が起こりうる危険性を一部の医学研究者は警告しています。

演色性Ra

LED照明は青色LEDに黄色蛍光体を重ねて白色を作るので青みがかって見えるものが多く、蛍光灯はグリーン購入法規格の3波長(Ra80以上)の自然な色合いで演色度が高いものを安価で購入できます。

重量

LED照明は明るさに比例して放熱量が飛躍的に増えるため、大型照明にすると放熱対策に必要な金属が増えて重くなります。
LED照明で落下防止用の留め金をよく見かけるのはそのためです。

リサイクルと廃棄物の抑制

あまり知られていませんが、蛍光灯は概ね全てのリサイクルが可能です。
無機水銀はもちろん、ガラス、蛍光体、口金部のアルミなどリサイクル技術が確立されております。LED照明はまだ埋立処分となります。

従来品と比較しての革新性

長寿命

蛍光灯は1回の点灯(ON/OFF)で約1時間の寿命が縮まると言われています。
それは点灯時に掛る高電圧で電極が傷むからです。ハイブリッド安定器はこの負担が極めて低いためLEDと同等以上に蛍光灯を長持ちさせます。

消費電力の大幅削減

電圧と電流を制御する特殊技術によって市販の蛍光灯の消費電力をLED照明と同等に設定する事ができるので従来型の銅鉄式安定器と比較し約50%、インバーター式と比較し約30%の消費電力削減ができます。

低発熱

従来型の安定器と比較し、ハイブリッド安定器は発熱が低いため夏場のクーラー設定温度への効果が期待できます。
店舗などでは数百灯分の蛍光灯発熱がクーラーの温度設定に影響すると言われています。

CO2削減

Co2算出係数は消費電力に比例します。 仮に1日12時間点灯している100台の110W形2灯用の銅鉄式をハイブリッド安定器に交換すると、年間約18,133㎏(約18t)のCo2が削減できます。

重量

基本的にはインバーター式なので、インバーター式とは同じ重量ですが、今なお数多く使用されている銅鉄式安定器と比較した場合の重量は1/5程度となり、耐震性にも配慮しています。

蛍光灯の水銀について

蛍光灯は発売されてから約70年の歴史を持つ光源です。

しかし微量な水銀が含まれているので、一部で水俣病の原因である有機水銀と混同されていますが、蛍光灯に使用されているのは無機水銀の一種の金属水銀です。

無機水銀合金であるアマルガムなどは歯の詰物として利用されてきた事からも、蛍光灯は比較的安全で効率の良い光源と言えます。